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伝統を守り続ける部会最高齢 販売高1位を獲得
2021.05.20
JA壱岐市ふれあい友の会は、5月13日に郷ノ浦町のJA直売所アグリプラザ四季菜館内事務所にて令和2年度通常総会議案の書面議決の集計を行いました。
本来、4月下旬に開催する予定だった総会について、新型コロナウイルス感染症予防のため、開催を見送り部会員へ議決権行使による書面議決の取りまとめを行いました。集まった議決書の集計は同部会長の馬場泰子さんと、副部会長の日高佳住さん、事務局にて行いました。
議案では、2年度事業報告と3年度の事業計画、収支予算、会費徴収日の決定、役員改選の5つが挙げられ、全議案賛成多数で承認されました。
役員改選により芦辺町の日高佳住さんが新部会長に就任しました。
本来、総会開催の折に販売高表彰と事業共励表彰も行っていますが、各生産者へは事務局より表彰が行われました。
2年度、同部会販売高の1位には芦辺町の高原津代子さん(94)が輝きました。販売高伸度率による事業共励表彰は芦辺町の橋本幸美さん(68)が受賞しました。
販売高1位に輝いた高原さんは同JA農産加工部会にも設立当初から所属していました。加工部会創設当初から地域に根差した特産品である「壱州味噌」を継承するため加工販売を続けてきました。壱岐島内の一つの食文化を守り続けている功労者です。
高齢となり、加工部会は2年度に脱退しましたが、JA直売所だけでも壱岐の味噌を売り続けたいという気持ちから出荷を行っています。
受賞を受けて高原さんは「94歳になり、思うように体が動かない時もありますが、気力が続く限り地元の味を守っていきたいです」と笑顔で語りました。