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令和3年産タマネギ JA買取販売により価格安定化

2021.09.14

JA壱岐市農産園芸課は9月8日、芦辺町の担い手サポートセンター会議室で令和3年産タマネギ生産販売検討会及び4年産タマネギ栽培講習会を開催しました。


タマネギの販売状況について説明を行いました


 3年産の出荷販売高について同JA農産園芸課の渡邉茂指導員が説明しました。

 本年産は青果・加工用合わせて生産者11名が総面積379㌃で栽培。青果は販売数量約10t、10㌃当りの販売金額は約21万円となりました。加工用は販売数量約134t、10㌃あたり販売金額は約23万円となりました。加工用については、JAによる買取販売を行い、価格の安定を図りました。

 栽培について、昨年末に各圃場予定通りに定植を完了しましたが、乾燥や年末年始の厳しい冷え込みで生育が停滞しました。懸念された「べと病」は抜き取り処理や薬剤防除により抑えることができました。

 検討会の後、4年産に向けた栽培講習会が開かれました。引き続き「べと病」の防除の徹底・品質向上にむけた重点技術対策と、高能率機械化体系による省力化と、JA買取販売の実証による販売単価向上などの振興対策について説明しました。

 渡邉指導員は「定植後に生育停滞が見られたが、昨年を超える反収となった。買取販売も行い精算の早期化と価格安定にも繋がった。買取販売と併せ、機械化体系の導入による省力化をはかり、産地拡大に繋げていきたい」と語りました。