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イチゴ苗検鏡完了 年内の有利販売に繋げます

2021.09.22

JA壱岐市では9月上旬より、8月に株冷入庫したイチゴ苗の花芽検鏡作業を始め、中旬までに1型2型合わせて約7万7千本の出庫が完了しました。

営農指導員が分化ステージを確認

 検鏡作業では、同JA農産園芸課の松嶋新指導員と山口優希指導員が、顕微鏡で花芽分化ステージを確認しました。おおむね予定通りに分化が進みました。

 株冷入庫を行った品種は「ゆめのか」で、分化を促進することで、需要が高まる12月頃の出荷が可能となります。

 確認が終わった苗は生産者に渡され、定植作業に移ります。先に出庫した1型苗は各ハウスで9月12日までに全量定植が完了しました。2型苗も随時定植を行っていきます。

 山口指導員は「本年産は育苗期間を通して虫の発生が多かったが、生産者の日頃の栽培努力で、心配していた炭そ病や病害等は見られなかった」と育苗期を振り返りました。