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環境に配慮し廃プラ回収

2020.06.02

 農業分野、特に施設園芸において良質な農産物の栽培にあたり、ビニールハウスを始めとしたプラスチック資材は必要不可欠です。一方で、それらを焼却処理した場合に発生するCO2の排出や、不法投棄による海などへの環境に深刻な影響を与える事が世界的に懸念されています。これらの産業廃棄物の焼却・不法投棄については法律で禁止されており、処罰の対象となります。

回収作業を行う職員

 JA壱岐市では、環境に配慮した営農活動の促進と適正な回収・処理を推進する為、5月21日(木)と22日(金)の2日間、農家から出る農業用廃棄ビニール類の集荷作業が行われました。今回の集荷では農業用ビニール類や牧草ラップなどの回収を行いました。回収にあたり同JAの職員約10人が作業にあたり、2日間の作業で約19tの回収が行われました。集められた廃プラスチック類については、適正な管理の下処理が行われます。集荷は年に2回実施されており、秋にも集荷を予定しています。

 同JA壱岐市農産園芸課の藤江武宏係長は「農業振興において、プラスチック資材の活用は必要不可欠な部分がある。環境に配慮し適正な管理を行っていきたい。農家組合員の皆様におかれましても適切な管理・処理について留意いただきたい」と語りました。