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イチゴ出荷 簡素化で労力・経費削減を図る

2022.01.21

 JA壱岐市いちご部会は、1月13日に芦辺町の家畜市場で令和3年産イチゴ中間目揃会を行いました。昨年11月からの出荷状況に加え、今後実施される出荷要領の簡素化について協議しました。

簡素規格を確認する生産者の皆さん

 3年産イチゴは生産者32人が総面積330.3㌃で栽培。品種は『ゆめのか』『さがほのか』『恋みのり』の3品種です。1月10日時点での総出荷量は81,365パック、10㌃当り2,463パック(前年比86.0%)となっています。

 『ゆめのか』は株冷した株は出荷量が落ち着いていますが、普通ポット株は出荷量がピークを迎えています。『さがほのか』『恋みのり』は安定した継続出荷となっています。昨年内の出荷は、高単価で推移しました。

 1月17日からの簡素規格による出荷の説明では、県下統一の要領について説明しました。該当品種は「ゆめのか」と「恋みのり」の2品種です。これまでは3L~Sまで階級を分けて出荷していましたが、今後は3L~2L、2L~Lといった複数規格を同パックにつめての出荷体系となります。簡素規格はK、J、無印の3規格です。

 簡素規格の採用により、従来のパック詰めからの大幅な労力軽減、人件費を含めた経費削減が期待されます。説明後、集まった生産者や同JA検査員らによる目揃えが行われました。

 同JA営農部農産園芸課の山口優希指導員は「昨年末までの出荷では高単価を維持することができた。今後、県統一の簡素規格出荷により生産者の負担が軽くなり管理作業の徹底による反収の向上と、面積拡大につながることに期待したい」と語りました。