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アスパラ部会総会開催 勝本支部山下さん最優秀賞を受賞

2021.12.24

 JA壱岐市アスパラガス部会は12月14日、郷ノ浦町の本所大会議室で通常総会を開催しました。

出荷数量最優秀賞を受賞した勝本町の山下さん

 令和3年産は生産者71名が面積12.9㌶(前年比93%)で栽培を行いました。販売金額は3億2,900万円(前年比95%)、平均反収は約2.7t(前年比104%)で10㌃当り収量では15年連続で県下第1位となりました。昨年に発生した大型台風による被害の影響で、栽培面積が減少しましたが高反収の年となりました。

 3年産の生産販売状況について、同JA農産園芸課の市村省吾指導員が報告しました。

 生産面では、春芽は台風被害の影響を心配して全体的に早い立茎開始となりましたが収量は微増となりました。夏芽は立茎開始後の梅雨入りが例年より早く、天候も安定せず日照不足となり、早い立茎でしたが出揃いは遅れました。また8月中旬の長雨の影響で例年より早く病気が発生しました。懸念材料が多い年でしたが、最終的に高反収の集荷結果となりました。

 販売面では、新型コロナの影響もあり価格に影響が及びました。3月の春芽ピーク時には単価が伸び悩みましたが、先行産地の切り上げが早かったため、4月~6月にかけては高単価の出荷となりました。夏芽では、各産地の出揃いが重なり、野菜全体が安値で推移したため7、8月の出荷ピーク期は安値で推移しました。9月以降は平年並みの単価で推移しました。

 総会では、3年事業報告、収支決算報告の後、4年事業計画、収支予算、部会費徴収時期など全3議案が承認されました。4年産では反収2.9t、太物率70.0%を目標に取り組んで行きます。

 終わりには、総販売金額、出荷数量などの成績が優秀だった生産者に対し表彰が行われ、10㌃当り出荷数量最優秀賞は勝本支部の山下浩明さん・ルリ子さんが受賞しました。

 同部会の米倉清部会長は、「10㌃あたり収量では15年連続県下1位という素晴らしい成績を収めることができた。今後も部会員一丸となり目標である反収3トンを目指して取り組んで行く」と力強く話しました。