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ブロッコリー出荷開始 市場と連携し安定出荷を目指す

2021.11.08

JA壱岐市ブロッコリー部会は10月25日、芦辺町の同JA野菜集荷場で令和3年産ブロッコリー出荷協議会を開催しました。


ブロッコリーの出荷規格を生産者が集まり確認しました

 今年は生産者32名が栽培面積約12㌶で栽培しています。協議会では同JA農産園芸課の斉藤俊介指導員が説明を行いました。

 本年産は1型について適期作業が行えましたが、8月中下旬の大雨による浸水で根痛みが起こり植え直しを行った圃場(ほじょう)もありました。また、9月中旬まで長雨が続き準備がおくれ、2型移行の作型について適期よりやや遅れての定植となりました。病害虫については、排水性の悪い所や連作圃場で腐敗病やベト病が一部散見されています。平年より気温が高いことでヨトウムシやアオムシも発生しています。

 今後の管理について、出蕾から収穫までの日数管理や病害虫防除、厳寒期の対策について説明しました。収穫は早朝から午前中の気温が低い時間帯に行い、鮮度保持に努めるよう注意しました。

 集荷されたブロッコリーは同JA野菜集荷場で、予冷処理と全量共撰、発砲スチロール氷詰め出荷による品質安定化と鮮度保持を図ります。各市場と契約取引先への出荷を行い安定した出荷調整が行われます。  斉藤指導員は「今年は温暖だったので全体的に出荷がおくれ、まとまった量の出荷が予想される。市場の状況も見つつ、契約販売等で安定した出荷調整を行っていきたい」と今後の出荷に向けて語りました。