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シーズン目前 柑橘類の生育状況を確認しました

2021.10.11

JA壱岐市柑橘部会は、9月22日に管内の部会員圃場で現地検討会を開き、令和3年産の生育状況について確認を行いました。

柑橘の生育状況を確認する生産者の皆さん

  柑橘部会は生産者41人、主な品種は温州みかん、麗紅、伊予柑、はるか、天草で、約3.5㌶で栽培しています。

 同日は、同JA農産園芸課の長嶋和輝指導員と、壱岐振興局農業振興普及課の田原岳志専門幹も同行しました。

 現地視察前には本年産の生育状況について説明が行われました。本年産は玉肥大が例年並みに進んでおり、8月の降雨の影響で糖度はやや低下しましたが平年より高いです。懸念されていたハダニの発生は例年よりも少ないです。

 説明では、今後の仕上げ摘果や退色・傷果対策についても指導され、病害虫防除の徹底を呼びかけました。特に今年、長崎県内で果樹や野菜の重要害虫であるミカンコミバエが見つかっていることから、圃場での取り残しや落果した果実の処理について注意を促しました。

 今後管内では、来年の2月頃まで柑橘類の収穫・出荷が始まります。10月には極早生の温州みかんの販売が始まる予定です。

 長嶋指導員は「今年は表作の年で収量にも期待している。市場出荷や直売所を主とした島内販売を通し有利販売を図っていく」と期待を込めて語りました。